デオ600型

1979年にデナ500型の足回りを流用して登場した車両です。鞍馬線二軒茶屋から先の急勾配にも対応できるように釣り掛け駆動ながらも電気ブレーキも搭載されています。連結器はそれまでの自動連結器から密着自動連結器に変更されています。また屋根にはグロベンが載っているのが特徴です。塗装はデオ200型登場以来の京福京都本社塗装といわれるもので、旅客車としては最後の車両でした。
非冷房車だったデオ600型に冷房改造を施すより新車を導入した方がいいということで、デオ900型(きらら)に置き換えられ4両が廃車。603,604号車の2両が残りましたが、非冷房車だったため運用にはほとんど入らず、2004年のワンマン運転開始の際にもワンマン改造されず、1年のうちほとんどは修学院車庫に留置される予備車中の予備車になりました。
点検にも手間がかかるとの理由で、2008年11月1日にさよなら運転が実施され、1年間経った後に解体されました。


第2回えいでんまつり 2007/10/27 茶山にて


第2回えいでんまつり送り込み回送 2007/10/27 茶山にて

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