デオ800系

デオ800系は1989年の京阪鴨東線開業による輸送力増強を目的に、叡電史上初めての片運転台車として1990年に登場しました。性能も定速制御や電気指令ブレーキの採用などが行われました。車体はデオ700系に準じていますが、中央部にもドアが設置されています。基本的に制御装置の関係から1・2次車(800型)と3〜5次車(810型)に分けられます。
デオ800型は1C8Mの2両1ユニット方式で、ひし形パンタが800型に設置されています。また、1次車は2次車以降と行き先幕の設置場所が違うなどの違いがあります。
デオ810型は1993年にデナ21型置き換えのために登場しました。足回りは京阪大津線の500型のものを流用しており、1C4Mの1M方式となり、屋根に冷房電源用のインバータを設置したので、屋根上スペースの都合上叡電初の下交差型パンタとなりました。また、最終増備車の815Fはギャラリートレインこもれび号として活躍しています。


800型 2013/3/31 宝ヶ池にて


810型 2011/10/29 修学院〜一乗寺にて

800型仙台空港鉄道HM
2012/7/18 修学院〜一乗寺にて
810型こもれび号・三陸鉄道HM
2012/4/8 修学院〜一乗寺にて
810型こもれび・京都検定号
2010/10/16 一乗寺〜修学院にて
800型ひらかた大菊人形HM
2010/10/16 一乗寺〜修学院にて
旧塗装 800型きぶね灯籠HM
2011/11/24 修学院〜一乗寺にて
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