デオ900型

地下鉄烏丸線が国際会館まで延伸されたことに伴う乗客減を「観光路線」としてアピールすることで回復することを目的に1997年にデビューしました。
製造は従来通り武庫川車両工業ですが、デザインは近畿車両が担当したため、高品位デザインのノウハウが惜しみなく注ぎ込まれており、その結果1998年にローレル賞を受賞しました。
車内は運転席に向かって左側には一方方向の1人掛け固定クロスシートを設置、右側は2人掛けのボックスシートと窓向きのシートが4脚8人分設置されています。
窓ガラスは横面だけでなく両側面とも明かりとり窓が上の肩部に設けられ、連結面の妻窓は曲面ガラスを採用し、優れた眺望を立席客にも提供することを目的としている。そのため、紅葉時期には当系列が運用する列車が混雑することがあります。なお、側面には愛称である「きらら」のロゴ銘柄が貼り付けされています。
主電動機は京阪600型の昇圧工事で余剰となったものが使用されています。ただし、回生ブレーキは使用せず、電気指令式ブレーキと発電ブレーキを組み合わせたものが採用されました。また、集電装置は叡電初のシングルアームパンタが採用されました。
現在も公式HPにきらら専用の時刻表があるなど、叡電の看板列車として高い人気を誇っています。


メープルレッド 2011/11/24 修学院〜一乗寺にて


メープルオレンジ 2007/10/27 元田中〜茶山にて

パーミル会HM メープルレッド
2010/10/16 一乗寺〜修学院にて
パーミル会HM メープルオレンジ
2011/10/29 茶山〜一乗寺にて
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