1070形

1070形は1897年と1900年にイギリスのニールソン(ネルソン)社で製造された車両を官設鉄道が輸入したテンダー式蒸気機関車6200形など、1909年まで輸入されたD9型と称された蒸気機関車を改造した車両です。元々幹線用蒸気機関車として東海道線で走行していましたが、余剰になったために1925年〜1928年にかけて、支線や入替に適するように従軸を追加、タンク機関車に改造し、1070形と改められました。
49両が誕生し、1950年代には全車が除籍されましたが、そのうち13両が民間へ払い下げされました。その中でも日鉄鉱業羽鶴鉱業所の1080号機は1902年にダブス製の蒸気機関車で、1926年改造後、1939年に日鉄鉱業に払い下げられ、1979年まで現役で使用されました。後に保管されていましたが、日本に唯一残る貴重なネルソン機関車であることから2008年にJR西日本への譲渡の申し入れがなされました。2009年にJR西日本も梅小路蒸気機関車館での保存を決定。整備を行った後2009年11月14日に梅小路蒸気機関車館で譲渡式が行われ、現在梅小路蒸気機関車館で最古かつ唯一の明治生まれの蒸気機関車として注目を集めています。


2009/9/20 梅小路蒸気機関車館にて


1080号蒸気機関車展示開始一周年記念HM 2010/9/20 梅小路蒸気機関車館にて

英国国立鉄道博物館姉妹提携10周年記念
2010/10/10 梅小路蒸気機関車館にて
英国国立鉄道博物館姉妹提携10周年記念
2010/4/10 梅小路蒸気機関車館にて
クリスマスリース
2009/12/13 梅小路蒸気機関車館にて
明治生まれHM
2009/10/10 梅小路蒸気機関車館にて

参考書籍:ウィキペディア(Wikipedia)フリー百科辞典 国鉄6200形蒸気機関車

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